自然派ってよく聞くね

日々のこと

出産や子育てに関わると、“自然派”という言葉に翻弄させることがよくあります。

私も“自然”がいいなと思いますが、その“自然”ってなんなんでしょうか。

医療介入のない出産をすること?
動物に戻って本能的に出産すること?
食品添加物を避けるなど、自然な食事を摂取すること?
自分と赤ちゃんと向き合って、自然体の自分で出産すること?

以前、“自然とは”を考えすぎて、私自身おかしくなった時期がありました。

どうしたら、自然な出産、自然な子育てができるだろうかと、当時は真剣に考えていました。

でも、

家族だけの水中出産の動画をたまたま見たとき、本当に恐怖を感じました。

この出産のどこが自然なのだろう。

まったく喜べない。

生まれてくるのは、いのちある人です。

知恵がある人間がする出産ではありませんでした。

自然な出産や自然な育児とは、形やものではなくて、“自分が自然体でいる”ことなのかなと、私は思います。

自然に近い形にする、自然なものを摂取するなど、大切なことですが、
型だけになるのではなく、そこに気持ちがあるかどうかではないでしょうか。

知識も必要だけど、自分が喜んでないのに摂取せなあかんの気持ちで摂取するより、
美味しい!体が喜んでいるのがわかる!誰かと楽しく食べたら美味しい!など、
そこに自分の気持ちがあって、本来の自分でいられるのが“自然”だと思います。

出産に関しては、助産師や産科医のいない出産は本当に危険です。やめてください。

夫婦や家族だけの出産を選択される方が実際におられますが、

この助産師、産科医と出産したい!という人物に出会えなかったのか、信じれる人がそんなにいなかったのかと思うと、残念で仕方ありません。

誰と出産するか、この出会いはとても重要です。

自分らしく、健康で出産を迎えるために。

健やかな産後を過ごし、子育てができるように。

この記事を書いた人
小室尚子

ルル助産院 助産師 
京都府綾部市にて、4人の子育て真っ只中の助産師です。女性が健康で活き活きと過ごすサポートをしています。妊娠~出産、産後の相談や乳房ケア、思春期や更年期の相談。木曜日はお茶会をしています。
LUNA SEA|INORAN|ジグザグ|にしやたキラキラ情報局|書道特級|足首温め隊

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