自分らしく生きた結果、社会的に男性になっただけ。 中尾勇守さん

日々のこと

中尾勇守さんの言葉でとても印象に残ったものがありました。

自分らしく生きた結果、社会的に男性になっただけ。

中尾さんは、身体的な性別が女性でしたが、心は男性でした。
現在は性別適合手術を受け、戸籍上男性として生きておられます。
そのことについて、“女性から男性になった、というよりは、自分になった感じ。自分らしく生きた結果、社会的に男性になっただけ。”と言われたのが、とても印象的で、驚きでもありました。

性別を変えたからどうではなく、自分らしく生きてきた、これからも自分であるための流れの中にある。
そんな自分を社会的にみると男性となっただけで、自分が自分であることは変わりない。

何度も、“自分は環境に恵まれていた”とおっしゃっていました。
大学に行くまで、葛藤や悩むことがほとんどなく過ごされたそうです。

私はこれまで、LGBTQの方は社会から理解がなかったり差別を受けたりして、辛い思いをして生きておられると思い込んでいました。
もちろん、辛い思いをされた、されている方もおられると思いますが、
必ずしもそうではなく、特別視してることの方が余程傷つけているとわかりました。

なにも特別ではない。個性でしかない。
個性を認め合う環境って、無意識では作れなくて、意識しなければならないんだと。

次の記事:自分が持っている価値観に偏りがあることを、まず認める。

この記事を書いた人
小室尚子

ルル助産院 助産師 
京都府綾部市にて、4人の子育て真っ只中の助産師です。女性が健康で活き活きと過ごすサポートをしています。妊娠~出産、産後の相談や乳房ケア、思春期や更年期の相談。木曜日はお茶会をしています。
LUNA SEA|INORAN|ジグザグ|にしやたキラキラ情報局|書道特級|足首温め隊

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